相続専門ふたば行政書士事務所 心ある「想続」になるお手伝いブログ

相続手続きに関する知識やエピソードをご紹介します

自筆証書遺言について

 

平成31113日に改製相続法のうちの一つとして

「自筆遺言証書の方式緩和」が施行されました。

 

これまでは、添付する財産目録も含め全文を自書する必要があり

遺言者にとっては大きな負担になっていましたが

財産目録については下記の通りに緩和されました。 

〇パソコンで作成可能

〇銀行通帳の写し、不動産登と記事項証明書等を目録として添付可能

(ただし各ページに署名押印をする必要があります)。

 

今回の改正によって、高齢の方や財産を多く所有している人にとっては

かなり負担が軽減されたと思います。

さらに、遺言書を作成する人が増えることで、相続間での紛争を防いだり

空き家問題の解決が期待できるようです。

ただし、本文はこれまで通り自書しなければならないのでご注意下さい。

 

また、改正相続法と同時期に法務局における保管制度が創設されました。

施行日は2020710日ですので、施工日以前に自筆遺言証書を提出しても

受理されません。

こちらも合わせて注意が必要です。

 

日ごろ遺言書を残そうと考えていても、なかなか実行できない方が

結構いるのではないかと思います。

そんな方は、これを機に思い切って遺言書を作成してみてはいかがでしょうか。

 

遺産相続の改正

 

遺産相続の仕組みが40年ぶりに大きく改正されますが

最近新聞やテレビでも話題になり耳にする方も多いのではないでしょうか。

 

その中でも、今回は7月から新設された、預貯金の払戻制度について触れたいと思います。

 

これまでは2016年の最高裁の決定により

遺産分割協議がまとまる前に単独での払戻は認められなかったのですが

今回の改正で一定割合までは法定相続人単独で払戻が可能になりました。

例えば、預金額が600万円で法定相続人が配偶者と子供2人の場合

配偶者が1/2の300万円、子供2人は1/4ずつで150万円になります。

法定相続の1/3か、ひとつの金融機関で上限150万円なので

いずれか多い額が払戻可能な金額になります。

この場合配偶者は100万円、子供達は50万円になりますが

仮に150万円を超える場合は上限の150万円までになります。

ただ、裁判所が必要と認めた場合は他の相続人の利益を害しない範囲で

上限なしに引き出せるようですが、遺産分割協議書の中で精算する必要があります。

今回の改正で、取り急ぎ必要な葬儀費用や納税など

相続人さんにとって便利になる反面

相続人同士の関係が良好であれば問題ありませんが

そうでない場合は誤解や紛争の可能性も出てくるのでは…と少し懸念があります。

 

いすれにしても、亡くなった人の思いを大切にし、自分自身も含め、心ある想続を心掛けたいものですね。

 

令和を迎えて…

今回は新元号「令和」を迎えて初めてのブログになります。

今年は例年にない長期の休日になりましたが、みなさんはどのように

過ごされましたか。

 

私事ではありますが、GWは毎年どこへも行かず、

断捨離など大掃除をして過ごしていましたが、さずがに10日間掃除ばかりだと

寂しいな…と思い、初めての家族旅行をしました。

家族旅行といっても道内観光でしたが、とてもいい思い出になりました。

 

あまりにものんびりと過ごしすぎたせいか、仕事はじめの7日はなかなかエンジンがかからず大変でしたが…。

GW前に上司と仕事の打ち合わせをしている際に、GW明けのことを、

「年明け~年明け~」

と言ってしまい笑われてしまいましたが、全国各地本当に新年を迎えたような

フィーバーぶりで驚きました。

まんざら年明けって言い方も間違いではないね…と話していたところです。()

 

さて、令和を迎えてみなさんも何かと感慨深いものがあるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

テレビでも、令和はこんな時代になりどんな人が生き残れるか…など

特集をしていました。

さらにIT化が進み、必要とされる人間が限られてくるのでは…と

の懸念もある方も多いと思います。

 

私もアナログ人間で不安になることもありますが、

逆にこのような時代だからこそ、人と人とのかかわりがとても貴重で

大切に感じるのではないかと思います。

確かに便利な時代で、メールやLINEなどで何時でもどこでも

簡単に連絡をつけることができますが、なんだか寂しく感じる時があります。

やはり、直接会って話をすることで、顔の表情や雰囲気から

お互いの気持ちを理解しあえることってありますよね。

相手が親しい人達だけではなく、

仕事での得意先様やお客様でも同じことが言えると思います。

 

私は日ごろ、お仕事の打ち合わせや商談などした後に、

必ず世間話をしてお別れするように心がけています。

相続のお客様は、特に不安と心労を抱えてくる方がとても多く、

少しでも気持ちをリラックスしてもらい、安心してお帰りいただきたいからです。

もともと話好きなタイプですので、自分自身も色々な会話を通して、

視野が広がり日々勉強させてもらっています。

さらに、手続完了後は、当事務所に依頼して本当に良かった、

と心から感謝していただけるよう、令和の時代を過ごしていきたいと思っています。

 

これからもどうぞよろしくお願い致します、って新年のご挨拶のようですね…(;´・ω・)

 

 

認知症カフェ

最近、「認知症カフェ」という言葉をよく目にする方も多いと思いますが

どのような場所なのでしょうか。

 

認知症の人とそこの家族が気軽に立ち寄れるカフェのことで

地域の方々が繋がりを作るきっかけができる新しい場所です。

認知症の方やその家族だけでなく、地域の住民や、介護・医療の専門職など

誰もが参加できて、参加費として数百円ほど支払うだけで

お茶を飲みながら交流を深められます。

 

当初ヨーロッパで始まったスタイルを取り入れて

認知症の人とその家族を支援することを目的に2012年から

国の認知症対策の一つとして普及が始まったようです。

 

認知症カフェにはいくつかのタイプがあります。

〇静かに休める空間づくりに気を配り、必要に応じてスタッフや専門職に相談できる

自由に過ごしてもらうことを目的としたカフェ。

〇歌や工作など様々なプログラムを用意して、認知症の人の潜在能力を高めるよう

工夫しているカフェ。

〇医療や介護の専門職が役立つ情報を提供しながら、みんなで学ぶ場として

活用できるカフェ。

また、最近は認知症の人が食器を洗ったり、コーヒーを入れたりして

スタッフと一緒に働くカフェも増えてきています。

 

認知症カフェは月に1~2回開かれているところが多く

平均2時間程度が主流ですが、長時間オープンしているところもあり

ランチを準備しているところもあるようです。

 

もし、自分の身内が認知症ではないか…と感じた時に本人の同意を得て

いきなり病院に連れて行くのは難しいケースが多いのではないかと思います。

そんな場合に、「楽しくお茶できる憩いの場があるらしいから一緒に行ってみよう」

などと誘って参加してみるというのも、良い方法ではないかと感じました。

 

地域によって様々なスタイルのカフェがありますので

まずは市区町村や、地域包括支援センターに問い合わせて

情報収集することをお勧めします。

SNSの時代

今年も早いもので年が明けて1か月半ほどが経ちました…。

皆様、今年は平成最後の年になりますが、年末年始はどのように過ごされましたか。

 

私事ではありますが、今年長男が無事に成人を迎え

旭川に帰省して成人式に出席しました。

そこでとても驚くエピソードがありました。

SNSの普及により中学・高校時代の幹事から

LINEを通じて同窓会の案内がきていたらしく

中高共に100人ほどの同期が参加していたとのことでした。

私たちの時代には到底できなかったことが

グループLINEを通していとも簡単に連絡と出欠をとることができる時代…

本当に時代の違いを感じました。

特に中学時代の同級生とは久々の再会で

とても懐かしく楽しい時間を過ごしたようです。

情報漏洩など様々な問題もあるかとは思いますが

大勢の人に一度に情報を伝えたい場合など

上手に活用すれば本当に便利なツールですよね。

 

また、今の仕事を始めて、配偶者が亡くなりお子様も遠方に住んでいるため

おひとり暮らしになるお年寄りが本当に多いと実感しました。

そこで、ここ数年前に郵便局で「みまもりサービス」という家族にとって

とても安心できるサービスができたようです。

月に1回、郵便局社員などが直接訪問し

指定したご家族にメールで状況報告するというサービスで

更に毎日電話で体調確認をして報告をしたり

もしもの時に備えて駆け付けサービスなどのオプションもあるそうです。

多少費用はかかりますが、遠方に住んでいてすぐに駆け付けることができない

お子様方にとってはとても安心できるサービスだと思いました。

これも今の時代ならではの画期的なサービスで

これからも様々な分野で、このようなサービスが増えていくと実感しています。

 

今月は東京の事務所も移転し、これまで以上に皆様のお役に立てるよう

スタッフ一同精進して参りますので、本年もどうぞよろしくお願いします。

 

また、皆様にとって健康で素敵な一年になりますように…。

 

感謝の気持ちを忘れずに…

すっかりご無沙汰しましたが、今回が今年最後のブログになりました。

本当に年々一年が早く感じますが、皆さんはいかかでしょうか…

 

ついこの間、新年がスタートして事務所の者と「今年もあと残すところわずか11か月と25日ですね~」

と冗談を交わしていましたが、ふと気づくと残り4日となりました。

 

今年一年を振り返ってみると…

 

私事でありきたりではありますが、特に大きな怪我や病気もせずに楽しく過ごすことができました。

ここ1、2年ほど前から歳のせいか映画鑑賞や、バレエ・ミュージカルなどの公演を

観るのがとても癒され至福のひとときになっています。

また、以前からお笑い番組がとても好きで、何度か旭川に来た芸人のお笑いライブに

娘と一緒に行き、楽しい時間を過ごしました。

(特にお笑いコンビ、ロッジのなま中岡は感動ものでした…(笑)

 

仕事の方は、今年の秋に経験豊富な相続スタッフが2名増え、相続チームとして体制が整いました。

今後は益々お客様の顧客満足度をアップできるよう、スタッフ一丸となって

誠意を尽くして頑張っていきたいと思います。

 

また、札幌では司法書士事務所とタイアップして相談会を開催し、ご好評をいただきました。

写真はその時のセミナーの様子です。

 

さらに、来年の2月には東京の銀座に事務所を移転し、「相続が開始し不安に感じているお客様に少しでも貢献できれば」と決意しています。

 

今年は皆様のお陰で多くの相続税申告・手続きをさせていただきました。

来年も皆様に感謝される事務所を目指して日々精進して参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

それでは皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。

 

 

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遺贈について

昨今、社会貢献のため自分の死後、特定の人や団体に財産を譲る「遺贈」に対する

関心が高まっているようですが、少子化の影響や単身のおひとり様が増えたことが

背景にあるようです。

今回はその遺贈について触れてみようと思います。

 

遺贈とは、財産のある人が遺言により相続人以外の人や団体に

その財産を与える行為のことです。

日本財団が昨年3月に実施した世論調査では、60歳以上の親世代の2割強が

遺贈に前向きで、59歳以下で親がいる子世代の半数弱は

親の遺贈に賛成の意向を示しています。

 

遺贈を考える人の理由はさまざまですが

子供のいない夫婦の場合は普段あまり付き合いのない親族に残すよりは

社会に貢献したいとの意向があるようです。

また、子供がいる場合でも余計な財産を残すことで争ってほしくない…とか

相続人がいない場合は、遺言書がないとその人の財産は国庫に入るので

自分で使い道を決めたい…という人もいます。

 

遺贈をする方法としては遺言書を作成し、遺言執行者が遺言で指定された相手に

遺産を贈る手続きをします。

その際に遺言の付言事項で自分の気持ちを記載することをお勧めします。

付言事項とは、法律に定められていないことを遺言書で付言する事で

法的な効力は生じませんが、「ある団体に、こんな風にお世話になった」など

死後に自分の思いを残すことで周囲も納得してくれると思います。

また、子供たちに遺言書を残す場合でも、付言事項を記載することで

遺言者の思いが伝わり、相続人間で紛争になりにくく

また良好な関係を続けることができるのではないでしょうか。

 

ただ、ある団体に全ての財産を遺贈したいと遺言書を残した場合でも

遺留分」という法定相続人が相続財産の一定割合を必ず確保できる

法的な権利がありますのでご注意下さい。